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靖國神社遊就館特別展「海鳴りのかなた」終了のお知らせ。


「海鳴りのかなた」関係者
遊就館特別展「海鳴りのかなた」

・写真右より

背景写真提供 広田勇介さん

題字の揮毫 永山玳潤さん

靖國神社遊就館部展示課長:林紀孝課長


 靖國神社遊就館特別展「海鳴りのかなた」〜波間より現れる戦中の記憶〜が12月3日にて終了いたしました。私にとって、遊就館は写真展を開催させていただいて以来のお付き合いとなりますが、今回の特別展においては前期と後期、足掛け2年もの間、私の撮影した写真を展示していただきました。


「海鳴りのかなた」戸村の写真のゾーン
「海鳴りのかなた」戸村の写真のゾーン

どうしても先の大戦を扱う神社として注目されがちな靖國神社ですが、実際には黒船(ペリー)来航の幕末の頃からの軍人や軍属などの戦没者や国事殉難者を祭神として祀っており、この遊就館はその頃からの日本の歴史を今に伝える日本における最古の軍事博物館として運営されています。


特に遊就館においては、過去の展示がほとんどという中で「現在の展示がない」という林課長のお言葉があり、そういった意味では私の撮影する戦争遺産の「現在の姿」を展示するというのは新しい試みであり、非常に良かったという評価をいただき安堵するところです。


戸村の写真を使ったポスター
戸村の写真が使用されたポスター

会期中、例えばご遺族との出会いがあったり、ご連絡をいただいたりと様々なことがありました。多くの方に応援のお言葉を頂けたことは大変励みになりました。遊就館の皆さま、会期中ご拝観いただいた皆さまにも御礼申し上げます。


また、私のこういった活動を理解し、協力していただける方々。


例えば現地のダイビング関係者や案内をして下さる方、情報を提供していただける方、編集者、分からない船や航空機の同定を手伝って下さる専門家の方々、手配をして下さる旅行社、技術を提供して下さるダイビング指導団体や、機材をサポートして下さる水中器材メーカー、カメラ関係の皆様、一緒に行動を共にしてくれるダイバー仲間にも感謝の意を。


写真や映像を通して、多くの方に戦争遺構の現状を伝え、それを未来にどう残していくか。また、伝承だけではなく保護、保存に至るまで何かできることはないかと今後も模索して参りますので、引き続き私の活動にご理解と支援のほどよろしくお願い致します。


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