世界各地の海底に眠る戦争遺産を潜り、撮影し続けた写真家の記録
「群青の追憶」万世特攻平和祈念館で開催
OCEAN PLANET(代表:水中写真家・戸村裕行)は、世界の海底に眠る日本の艦船、航空機、潜水艦といった過去の戦争遺産を撮影した水中写真展『群青の追憶』~海底に眠る戦争遺産を追う~を、万世特攻平和祈念館(鹿児島県南さつま市)にて令和3年9月11日(土)~10月10日(日)まで開催致します。
昭和19年、旧加世田市(現南さつま市)吹上浜に陸軍最後となる飛行場が建設され、沖縄上陸を目指す連合国軍を阻止する特攻隊の基地として、200人もの隊員たちがこの万世から沖縄を目指して飛び立ちました。その期間は4ヶ月。あまりにも短い期間だった為、その存在をほとんど知られておらず「幻の万世飛行場、幻の特攻基地」と言われています。その特攻隊員を慰霊し、平和を祈念する場所として設立されたのが万世特攻平和祈念館です。館内には海軍三○二飛行隊所属、吹上浜に不時着水し、平成4年に引き揚げられた「零式水上偵察機」なども保存展示されています。
(万世特攻平和祈念館 撮影:戸村裕行)
(万世特攻平和祈念館・零式水上偵察機 撮影:戸村裕行)
(屋久島に眠る四式戦闘機「疾風」展示パネルの別カット 撮影:戸村裕行)
今回の展示においては、過去、展示された写真とは別に同展としては初公開となる鹿児島県、屋久島の「疾風」徳之島の「零式艦上戦闘機」のエンジン、種子島で引き揚げられた「九七式艦上攻撃機」の海底での姿など、鹿児島県内で撮影された展示も予定されており、少しでも多くの方にご覧いただけたら幸いです。コロナ禍での開催となりますが、入口では、「手指消毒」「検温」などの準備もございます。飛沫感染などから防ぐ為に効果的とされる「不織布マスク」を着用していただき、「祈念」するお気持ちを忘れず「静かに」ご覧いただくことで、感染拡大防止に繋がります。尚、当初計画していましたギャラリートーク(講演会)に関しましては、現在の新型コロナ感染拡大の状況を鑑み、開催を見合わせさせていただきます。ご了承ください。
●戸村の在廊について
現在、緊急事態宣言地域からの往来のストップをお願いされている状態で、緊急事態宣言が開けるまでは伺える目処が立っておりません。ご容赦ください。
記
戸村裕行 水中写真展
「群青の追憶」 〜海底に眠る戦争遺産を追う〜
後援:公益財団法人 水交会
【会場】万世(ばんせい)特攻平和祈念館
〒897-1123 鹿児島県南さつま市加世田高橋1955-3
【駐車場】あり
【公共交通機関をご利用の場合】 最寄りのバス停は[海浜温泉前]です (鹿児島市から) 天文館/鹿児島中央駅ー加世田バス停 (約60-90分):直通バス 加世田バス停ー海浜温泉前 (約10分):バス (加世田-野間池線)
【入館料】 大人(高校生以上)310円 小人(小・中学生)210円 団体(20名以上)大人260円、小人150円 ※障害者手帳提示による割引あり(本人と介助の方 2名半額)
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【お問い合わせ】0993-52-3979
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